2011年2月13日日曜日

【美術展レビュー】文化庁メディア芸術祭 @国立新美術館

会場は先日のDOMANIに引き続き国立新美術館。
二階の一番奥でやってます。

アート、エンターテイメント、アニメーション、漫画と進む形式。

まずアート部門大賞を取った「Cycloïde-E」は
先にスピーカーのついた金属管がくみ合わさってグネグネ動く不思議な作品。
実物の動きはいい意味でキモチワルイので、一見の価値あり。

また、ICCのオープンスペース2010にも展示してある「10番目の感傷」は必見。
背景知識を必要とする作品が多い中、ただどっぷりと世界観に浸れる快感は貴重で異色。

背骨のように張り付いた金属板が揺れる様を楽しむ「Succubus」にはツボってしまい、笑いが止まりませんでした…。

次がエンターテイメント部門。

一時期話題になった「Parade」をはじめとして、
ゲームとアートの中間地点にいるような「無限回廊 光と影の箱」、
タイポグラフィをアナログに魅せた「アルクアラウンド / サカナクション」、
不思議な歌詞と映像の融合を楽しむ「夏を待っていました / amazarashi」、
iPadの発売日に度肝をパフォーマンスを魅せた「iPad Magic」など、素直に観て楽しめる作品が多かったです。

アニメーション部門では
「マイマイ新子と千年の魔法」、「フミコの告白」など、話題になった作品が多く展示されていました。
ここはYouTubeとかで該当作品を検索してもらうと雰囲気がわかると思います。
受賞作品一覧はこちら。

漫画部門で一番印象に残ったのは「孤高の人」のスケッチ。
とにかくうますぎる!
あまりの上手さに鳥肌たちました。。。

今年は今までよりも「遊ぶ」というよりも「観る」展示が増えたような印象。
(インタラクティブ系の展示が一カ所にまとまっただけかも)

無料だし、近くの方はぜひ。



こっから先はブログだけで…。

実は今回の展示で一番印象に残ったのは、上に書いた

夏を待っていました / amazarashi (YouTube)

のPVでした。

サカナクションのPV目当てに向かったものの(もちろん、それもすごく良かったです)
その場で流れていたこの曲に引きつけられてその場を動けませんでした。

最初は旋律に、そして映像に、最後に独特の歌詞の世界観にヤラれてしまいました。。。

どこまでも美しく、ある種のさわやかささえ感じさせるメロディ、
不気味で意味不明で低彩色なのに続きが気になる不思議な映像、
悲しくて救いのない歌詞…。
(テンション低いときに聞くと引っ張られる気がする)

この曲に出会えただけで来た甲斐があったなと思えた一曲でした。



第14回文化庁メディア芸術祭
会場: 国立新美術館
スケジュール: 2011年02月02日 ~ 2011年02月13日
金は20:00まで、2/8は休館
住所: 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
電話: 03-5777-8600