2010年10月24日日曜日

【映画レビュー】 TAJOMARU

TAJOMARUTAJOMARU (2009)

【監督】中野裕之
【出演】小栗旬 / 柴本幸 / 田中圭 / やべきょうすけ / 池内博之 / 萩原健一 / 松方弘樹 / 近藤正臣 / 本田博太郎


★★★☆ [70点]「全然アリ」

激しいレビューが並ぶ中
こういうのを書くのはちょっと怖いんですけどw、
個人的にはアリでした。



全体の雰囲気は「GOEMON」や「どろろ」のような
現代的時代劇。

最近主流の、貧乏で泥にまみれてるのに
なんかスタイリッシュでクール、みたいな。



衣装は「双生児」にも通じる
豪華絢爛、色彩華美、ボリューム感満点な
絹や毛皮を中心としたゴージャス系。

それぞれの役者さんの個性に応じた色使い、
素材感で、素直に綺麗でした。

特に松方英樹の毛皮姿は
これでもかってほどの存在感で、
ファッションショーのランウェー歩いてても
遜色ないレベル。



ストーリーは「薮の中」とも「羅生門」とも違う
ほぼオリジナル。

原作や黒澤版では一つの状況に対する
それぞれの説明が違っていることが芯でしたが
今作では一つの真実に対する
それぞれの思惑と解釈の違いが芯になっています。

途中、展開が早すぎておいて行かれる場面が多かったし、
各種どんでん返し系も予想可能な範囲なので
確かに稚拙っちゃー稚拙。

原作や黒澤版を観てない人の方が楽しめると思います。



小栗旬は確かにカッコいい。
個人的にそれほど好きな役者さんじゃないけれど
立ち姿は見惚れるものがあります。

あと、地味に兄貴役の池内さんがカッコいい。
年を取るほどに男前になるタイプですね。

しかしオッサン陣が格好良すぎて
若い人は、正直、かすみ気味でした。

しかし!ヒロインの華が無さ過ぎてビックリ!

演技はすんごい上手いんですよ。
特に鬼気迫る系の場面ではめちゃめちゃリアル。
(今後注目の役者さんになって行くと思います。)

しかしいかんせん、奥二重の太眉では
(ある意味時代設定的には正解とはいえ)
スクリーン的にちょい厳しめ。

そして田中圭は唇のセクシーさがやたら目立つもののw、
髪の毛降ろしてる方がカッコいいよね。



主人公とライバルが飛び抜けて強すぎるとか
将軍さまアンタ一体何なのよとか
いろいろ突っ込みどころは残しつつ、
エンターテイメントとして楽しめる映画でした。

注意点はただ一つ!
「薮の中」「羅生門」とは違う題材を期待して観ること!


Posted by ハイポ on 2010/10/24 with ぴあ映画生活