2010年10月11日月曜日

【映画レビュー】 告白

告白告白 (2010)

【監督】中島哲也
【出演】松たか子 / 岡田将生 / 木村佳乃


★★★★★ [100点]「中学生たちの演技に注目」

これは凄いです。
個人的にはここ数年の邦画の中では断トツ。
とにかく重く、苦しく、美しい映画でした。

ある意味、原作とは別のものと思った方がいいかも知れません。
それは原作とストーリーが変わっているとか原作の世界観を描ききれていないという意味ではなく、映画にしか出来ない、映像でしか出来ない表現が随所にちりばめられてあり、言葉を重ねて深く広く内面を表現した原作とはまた別の良さがあるからです。

また、中学生たちの演技がとにかく自然。
特に、主人公たちにスポットが当たっているシーンではない、いわば「その他大勢」が動き、話すシーンでは「実際の中学生ってホントこんな感じだよね」と思いっぱなしでした。
映画を観ていて実際の教室を覗いた感覚になったのは初めてです。
もちろん、オトナたちの演技もそれぞれ鬼気迫るものがありました。

BGMや効果音の使い方もかなり上手いので、注目してみてください。

ところで、この監督に似合わず、おちゃらけたシーンが殆ど出てきません。
(一回、一瞬だけ出てくるのみ)
終始、彩度の低い映像で淡々、淡々と話が進んで行く。
嫌われ松子の重い部分だけを繋ぎ合わせた感覚と言いましょうか。。。

こうまで良作が続くと、普段は監督で映画の出来不出来を判断しないように心がけている自分でも「中島監督、天才かも」と思ってしまう。。。



●いいところ
時間軸の切り方。
役者の演技。
ヒロインの私服w

●微妙なところ
天才少年の演技。

●予習ポイント
原作。(先に読んでも、後に読んでもいいと思います)

●注目ポイント
寄せ書きの映像表現。
爆発の映像表現。
音の使い方。


Posted by ハイポ on 2010/08/22 with ぴあ映画生活